今日はフランス軍を代表するフィールドパーカーの名作「M64」をご紹介します。

フランス軍にて1964年に採用された、通称「Ｍ-64」は、米軍の「M-51」のデザインが踏襲されていることで知られており、共通するディティールが盛り込まれていますが、無骨さよりエレガントさを醸し出すデザインや細かいディテールはフランスならでは。

艶感のあるコットンサテン100％の生地が全体の雰囲気をエレガントに。動きやすさや着脱のしやすさが考慮されたラグランショルダー、防寒性を高めるスリーブの配置されたボタン、シェルと一体型のフード、高めでトップボタンまで閉めれ、首を覆える首周りの防寒性など、機能美+デザイン美を兼ね備える、まさに定番の一着です。

個人的にはモッズコートのようにフィッシュテールになっていないバックデザインもM64がより好みです。余談ですいません。笑。

個体は1980年のもの。

戦闘服の上に着込むように作られたものなので、基本サイズ大きめに作られており、オーバーサイズ目に着られる、中に着込める（そもそもライナーを着脱できる仕様）のも嬉しいポイントです。（*この個体にライナーは付属していません）

表記サイズは92L（日本人のXLサイズ位）。

■サイズ（着丈・裄丈はネックポイントより計測）
表記サイズ：92L
着丈：92cm/身幅：68cm/袖丈：脇下から53.5cm/裄丈：87cm/肩幅：ラグラン
※平置き手採寸の為、個体差含め若干の誤差がある場合がございます。予めご了承下さい。
※モデル身長178cm

左肩袖にはフランス陸軍のステンシルがくっきり残っています。

袖はボタンで開閉でき、絞れます。コートなのに、きれいな曲線、シンプルでフラットな大きめのボタンクロージャー。こういうディテールがモッズコートとは違う、フランスらしいエレガントさを感じさせてくれます。

フロントはボタンとジッパー。顎下までボタンがあるので首までしっかり防寒もできるます。フードもあるので、頭までですね。

ポケットの口の折り返し、前見頃のボタンホールの補強部分も、他のフレンチミリタリー同様、しっかり作られています。

フランス軍のM52パンツとの相性も抜群です。

フランスを中心に、現在のワードローブにマッチするアイテムを丁寧にセレクトして、お届けしています。

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